キャリアアップスクールは無駄とは言わないが、ひとりで学べることもある

キャリア教育にお金を使うということ

キャリア教育にお金を使うことについてどう思いますか。 あなたにヤル気があれば、ほとんどすべての勉強は、「本」で学ぶことができます。しかも「本」は、買わなくても図書館で簡単に手に入ります。(借りられます)必要ならコピーすれば、モノクロなら1枚3円でコピーすることができます。見開き1ページをコピーしていけば、100ページで150円です。(図書館でコピーすると割高なのでページ数が多いときは借り出して、安いコピー屋さんでコピーしましょう。)また、最近はインターネットだけでも、かなりの知識を集められます、
さて、キャリア教育の学校です。日本の社会は、バブル崩壊から始まった賃金の低下の中で、より賃金の高い職業に就くためのキャリア教育がブームになっています。教育産業は、バブル崩壊後も値上がりしている数少ない業種の1つです。だからといって講師が高い給料をもらっているわけでもないところに、この業種の不思議なからくりがあるように思います。
当たり前ですが、教育もビジネスと考えれば、儲けるには、営業に力を入れるしかありません。ところが教育は、受ける側からはほかの商品と違って、安ければいいとは考えません。むしろ安いと「質は大丈夫だろうか」と不安になるものです。なので「教育」を売る側は、安売りをするのではなく、高い値段設定で、「質の良さ」を演出しようとします。一方で教育をビジネスととらえれば、講師の報酬は切り詰めるほど儲かるので、生徒を集められる人気の講師には高給が支払われますが、普通の講師はそれなりの報酬で、コスパに合わない講師は解雇されることになります。やがてマニュアル管理で非正規のアルバイト講師が実際の授業を支えるようになっていきます。

高いお金を払ったほうが学習効果は上がるのも事実

一方で、学ぶ側の悲しい「さが」もあります。お金を払ったほうが、無料に比べて、学ぶ意欲が高まるということが、行動経済学(心理学)の実験で証明されています。しかも授業料が高ければ高いほど、学習意欲が高まるそうです。
ここまでをまとめると、キャリア教育にお金を注ぎ込むのは「もったいない」けれども、どうしても必要に迫られて知識を身につけたいならお金を払ったほうが学習効果が上がる、ということです。このことを認識していることこそ重要だと思うのです。
すでに新卒採用をのぞけば学歴はあてにならない世の中です。新しいスキルを身につけたいと思ったら、まずは図書館で本を借りてみる。気に入ったらコピーもとって独学で学習する。わからないところは、ネットやSNSで調べたりきいてみたりする。ということまでひとりでやってみて、それでも不得意で独学で学べない分野だけ「キャリア教育」の学校で学ぶのが最も経済的だと思います。「キャリア教育」の学校は、いろいろセットでお得感を演出していますが、そのセット料金はあくまでも教育業者の都合でつくったセットです。多少割高で損のように見えても、トータルコストが安く済むなら、不必要な講座は、バサッと切り捨ててしまうべきです。

自分への「ご褒美」で学習効果を上げる

あるいは、授業料を払ったつもりにして、頑張った自分へのご褒美に使うとことで、学習効果を上げるというのも考えられます。
たとえば1年間で60万円の講座なら、1か月あたり5万円になりますよね。そこで、講座の案内に書かれた毎月のスケジュールに沿って
独学の学習計画を立てます。毎月計画通りに終わったら、5万円分、自分へのご褒美を買ってあげることにしましょう。あるいは、1か月の学習計画が10日の学習で終わるものなら、5万円を10回に分けて、1日学習したら5000円のご褒美にすると、もっと学習意欲が高まるかもしれません。学費も浮くし、幸福度も高まって、勉強が楽しくなるはずです。

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