「ぐるっとパス」で健康で文化的な生活のスタートを

「ぐるっとパス」のすすめ

エコライフの入り口は「ぐるっとパス」から。東京のあちこちを散歩しながら多彩な文化と触れ合えます。
エコなミュージアム探検に目覚めるかも

「ぐるっとパス」をご存知ですか。
東京都歴史文化財団というところが発行している、いわば「博物館」のパスポートです。
2200円で、95の博物館・美術館・庭園に無料または割引価格で入場することができるとってもお得なパスポート(チケットブック)です。有効期限は2か月で、同じ施設には1回しか入ることができませんが、五島美術館や三井記念美術館のように入館料が1000円を超えるところもあるので、複数の施設をまわれば1日でもとを取ることも十分可能です。さらに地下鉄の1日パスなどとのセットも売り出しているので、こちらを買えば交通費も大幅に割り引かれてさらにお得です。たとえば「都営deぐるっとパス」は、都営地下鉄と都バス、都営荒川線の1日乗車券が2枚ついて、2870円だそうです。東京メトロの1日乗車券が2枚ついた「メトロ&ぐるっとパス」もあります。ぜひ一度試してみてください。(ちなみに、「落合の小さな美術館」で紹介した林芙美子記念館の無料入館券もぐるっとパスに入っています。)
95の施設は、どれも素敵なところばかりです。そのから特におすすめを紹介しましょう。

五島美術館

<p> 世田谷区上野毛、東急大井町線上野毛駅から徒歩5分にある、日本の美術品を展示している美術館です。名前や立地からわかるように、東急電鉄の創始者、五島慶太が蒐集した美術品を展示しています。「源氏物語絵巻」「紫式部日記絵巻」など、国宝6点、重要文化財50件を含む貴重なコレクションです。
さらに、この美術館の素晴らしさは庭園にあります。多摩川に向かって傾斜する地形を生かしたおよそ20000平方メートルの庭園は四季折々に多彩な花を咲かせます。ツツジの季節も素敵です。ぐっとパスを買ったらぜひ訪れてください。私のイチ押しです。

東京都江戸東京博物館

ジオラマが楽しい、何度も訪れたくなる博物館です。両国駅から歩いてすぐのところです。
江戸時代や、明治、昭和にタイムスリップできる博物館です。江戸の日本橋のジオラマ、明治の銀座のジオラマ、昭和の団地の室内の復元など見どころがたくさんあります。

江戸東京たてもの園

西武新宿線花小金井駅からバス5分(歩いても15分ほど)江戸東京博物館の分館として平成5年にオープンしたそうです。ここの展示物は「建物」です。歴史駅な建物がそのまま移築されています。和風建築から洋風建築まで、ほんとうにさまざまな建物があります。農家もあるし交番もあるし、居酒屋もあるし風呂屋もあるし仕立て屋もあります。なかでも圧巻は「高橋是清邸」です。2・26事件で高橋是清が殺害された現場が、そのまま残っているんです。ぜひ、「高橋是清」と「2.26事件」を図書館やネットで復習してから訪れてみてください。

三井記念美術館

驚かされるのはその立地です。東京メトロ三越前駅からすぐ。三越本店の隣、日本銀行本店に隣接する「三井本館」の7階にこの美術館はあります。名前と立地が示す通り、ここは三井家伝来の美術工芸品を所蔵しています。国宝6点、重要文化財75点だそうです。国宝のなかには、円山応挙の「雪松図屏風」、藤原定家の「熊野御幸紀」、珍しい陶器の国宝「志野茶碗 銘卯花壇」などがあります。展示スペースがあまり広くないので展示品の数には限りがありますが、それだけに逸品ぞろいです。入館者も少なめなので、美術品をゆったり眺めることができてリッチな気分に浸れます。

東京都庭園美術館

JR目黒駅から徒歩8分、東京メトロ白金台から徒歩6分のところにあります。皇族の朝香宮の邸宅のあとです。昭和8年につくられたアール・デコ様式の瀟洒な洋風の建物です。正面玄関のガラスレリーフや大客室のシャンデリアはフランスの宝飾デザイナー、ルネ・ラリックの作品だそうです。
庭園は芝生広場と日本庭園、西洋庭園の3つのエリアがあります。混雑していることはめったにないので、庭園や建物を散策しながらとても幸せな気分に浸れます。

松岡美術館

東京都庭園美術館からすぐのところにあります。
「松岡美術館」をひとことでいうと、「出会いのある美術館」です。
古代オリエントの美術品などがところ狭しと並んでいます。なかなか見ごたえがあります。この美術館も私設の美術館で、不動産業で財を築いた松岡清次郎のコレクションを展示しています。モネやルノワールも所蔵しています。
「青花龍唐草文天球瓶」 (明時代・永楽期)は サザビーズのオークションで、2億5千万円で落札したものだそうです。

東京国立近代美術館

東京メトロ「竹橋駅」3分。
この美術館のコレクションは圧巻です。たとえば・・・。私が訪れた時には、東山魁夷の「道」を展示していました。この作品は、東山魁夷が種差海岸(青森県八戸市)を訪れた時の心象風景だそうです。「遍歴の果てでもあり、また新しく始まる道でもあり、絶望と希望を織りまぜてはるかに続く一筋の道であった」とのことです。いやあ、もう、やられました。展示替えがあるので、どんな作品に出会えるかはわかりませんが、一流の作品ぞろいなので楽しみは尽きません。河合玉堂の「行く春」、岸田劉生の「道路と土手と塀」などの作品に出会えたら幸運です。

石洞美術館

京成電鉄千住大橋駅から3分のころにある、陶芸を中心にした一風変わった美術館です。展示スペースは思いのほか広く、陶芸といっても東洋のものからイスラム圏や西洋のものまでバラエティに富んでいるので、なかなか楽しめる美術館です。佐藤千壽という実業家のコレクションだったそうです。

郷さくら美術館

東京メトロ日比谷線(東横線)の中目黒駅から5分ほど。現代日本画だけを展示している美術館です。なかなか素敵な絵画が数多く展示されています。きっとお気に入りの作品が見つかることと思います。

山種美術館

山手線、日比谷線の恵比寿駅から10分ほどのところにある日本画専門の美術館です。山種証券創業者の山崎種二が集めた、横山大観、上村松園、川合玉堂、奥村土牛など素晴らしい日本画のコレクションです。
「ぐるっとパス」では残念ながらこちらは無料ではなく、200円の割引となりますが、ぜひ一度訪れて見てください。

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